リハビリテーション科医という名称を聞いたことのない方も多いことでしょう。しかしながら、これまでにないほど急速に進む現在の高齢化社会においては、最もニーズの高い医師がリハビリテーション科医です。高齢の方々が行うリハビリテーションといえば、理学療法士や作業療法士が活躍する場と思われがちですが、実は彼らが指導している機能訓練の数々を計画しているのがリハビリテーション科医なのです。訓練の計画内容の他にも、検査や薬物治療、栄養管理など患者さんの治療プログラムを決定するという大切な仕事を行っています。
このような背景から、リハビリテーション科医の年収は今後ますますアップしていくことが予想されています。既に在宅医療に携わる医師の年収は非常に高いものであり、リハビリテーション科医も同様といえます。しかし、日本においてリハビリテーション科医の人数は大変不足しており、4,000人必要といわれているところを、僅か1,000人でまかなっているのが現状です。この科の医師を目指せば、就職口は非常にたくさんあるといえるでしょう。
しかし、リハビリテーション科医は、他の診療科目の医師以上に医療に関わる幅広い知識を身に付けていなくてはなりません。近年の医療は細かい分野に分けられていることから、多くの医師が専門外の知識に乏しいという現状があります。しかし、リハビリテーションという分野に関しては、それでは全く歯がたたないといえるのです。内科はもちろんのこと、外科、整形外科、精神科と、非常に幅広い知識を持って多くの疾患を治療できることが必要とされています。高齢者に多い糖尿病、高血圧症、心疾患などは特にそれが必要とされ、一刻を争う時にも的確に対応できるよう、十分なトレーニングが行われます。リハビリテーション科医は非常に多くのことが求められる医師だといえるでしょう。ただし、リハビリテーション科医が手術を行うことはなく、必要と判断した場合には外科と連携して手術を含めた治療が行われます。
他の科の医師よりも多くの修行を積まなければならないリハビリテーション科医ですが、その上にはさらにリハビリテーション科専門医があります。専門医になるためには、医師免許を取得した後に研修カリキュラを最低でも5年間は修めるなどいくつかの要件をクリアし、資格試験に合格する必要があります。また、リハビリテーションの臨床経験を一定以上持った後には、審査の上認定される認定臨床医というものもあります。
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