医師の中では外科医が不足状態にあるといわれており、医師全体からすると10%程度しかいないといわれています。しかも、高齢化社会がますます進んでいく現在の世の中で外科を必要としている患者さんは増加しており、手術件数もまた増加の一途をたどっています。年齢別にいえば、外科医の中でも特に不足しているのは40代以下の若い世代の医師といえるでしょう。また、外科と一口にいっても、取り扱う領域ごとに細かく分かれており、一般外科をはじめとして内分泌外科、乳腺外科、消化器外科、整形外科、脳神経外科などたくさんあります。この内、一般外科医の平均年収は、2015年に医師向け転職サイトに掲載された求人票によれば、1,287.3万円という統計が出されています。
同統計によれば、外科の中で最も年収が高かったのは整形外科で、1,317.1万円という結果が出ています。また、医師全体を通して最も年収が高かったのは在宅医療の1,364.8万円、次いで腎臓内科・透析の1,329.5万円で、いずれも高齢化社会を如実に反映しているといってよさそうです。
外科医の平均年収は医師全体の年収からすると中堅どころといってよいでしょう。これは、外科医医師の勤続年数は長いとはいえないことが理由の一つに挙げられています。外科医としてメスを握った後、ある程度年齢を重ねたところで引退して他に転科する医師も少なくないといわれています。
外科医に限らず医師になるには、医師国家試験に合格した後に研修医という過程を踏まなければなりません。その前には6年間の大学での勉学を修める必要があるので、どんなに若くても24歳で初めて研修医になることができます。20〜30代の研修医の年収は、だいたい300〜400万円といわれています。この時期には、よくアルバイトを掛け持ちして収入を得ているという話しを耳にしますが、最近では研修期間中の初期にはアルバイトを禁止しているところがほとんどです。
研修期間を終えて30代で晴れて医師となった場合、平均して1000万円の年収になるといわれ、その後年齢が進むにつれて数字は上がっていくのが一般的です。特に40代を超えると、部長や院長といった役職に就くことも多くなることから、年収アップのスピードはさらに加速されていくことが多くなります。大学病院であれば、助教からスタートして講師、准教授、教授とステップアップしていき、それに伴って年収も上昇していきます。
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