眼科医は、内科医や外科医などと比べると一般的に年収が高い人が多いといわれています。それは、眼科医に開業医が多く、内科医や外科医は病院勤務が多いからというのが理由です。同じ病院勤務としてみた場合には、一概に眼科医が高いとはいえません。2015年に調査した医師の年収提示額ランキングによれば、一般内科は第5位、一般外科は第9位、そして眼科医は18位で平均年収1,266.2万円という結果が出ています。
クリニックを開業した眼科医の中でも特に高い年収を得ているのは、レーシック手術を専門に行う医師です。一般に、勤務医よりも開業医の方が1.7倍の年収を得られるといわれていますが、レーシックを行えるクリニックであれば、さらに多くの年収が期待できるでしょう。しかし、レーシック手術は非常に難易度も高いことを念頭に入れておかなければなりません。例えば、一度手術に失敗してしまえばその悪評はインターネットを通じてあっという間に広がってしまいます。開業当初は患者をたくさん集めて収益を上げていたクリニックでも、たった一つの手術ミスが発端となって最終的にわずか数年足らずで閉鎖せざるを得なくなることも少なくないのです。この点からいえば、レーシックを専門にして開業するのはハイリスクハイリターンだといえるでしょう。また、かつては眼科医の高い副収入を得られるアルバイトとして、コンタクトレンズのカルテ作成がありましたが、薬事法の改定で現在では安易には行えなくなっています。
医師を目指すには、たいていの場合中学校から本腰を入れて勉学に励む人がほとんどです。また、高校は進学校に進んで受験勉強に早くから取り組み、大学で6年間にわたり医療の基礎を学びます。そして、非常にハイレベルとなる医師国家試験に挑んで見事合格すると、今度は研修医として最低でも2年間はさまざまな診療科目を学ばなければいけません。しかし、総合病院以上の規模のところに眼科医として働くには、他の診療科目に従事する医師には課せられていない更なるハードルがあります。それは、専門医制度が設けられていることです。どの診療科目でも医師国家試験に合格しなくてはならないわけですが、前述のような眼科の場合はこの試験に加えて眼科専門医認定試験にも合格しなくてはならないのです。しかも、医師国家試験は一度合格すればはく奪されでもしない限りは一生ものといえますが、眼科専門医認定試験は5年ごとに受験して更新していかなくてはなりません。
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